新人アルバイトでも接客効率化！時短と注文増で客単価5％以上アップ

新宿区歌舞伎町にある居酒屋「たんと③」。店舗は1階と2階に分かれており、注文受けの負荷を下げるために、「オーダーアール」を導入しました。

システム導入によって、実際にどのような効果があったのか、代表の宮森様にお話を伺いました。

課題

導入効果

オーダーアール導入のきっかけ

— 「オーダーアール」導入の経緯を教えてください。

たんと③の店舗は1階と2階にフロアが分かれています。2階の注文を取るために、スタッフが階段を往復する必要があり、労力がかかっていました。

また、新型コロナウイルスの影響などもあり、経験豊富なスタッフがいなくなったんですね。それで、スタッフの負担をなるべく減らしたいと、オーダーアールの導入を決めました。

— システムの導入はどのように進められましたか？

まずは課題があった2階から導入を開始しました。そして、モバイルオーダーシステムのオペレーションにスタッフが慣れた後に、1階席にも導入を拡大しました。

今は、どの席からでもお客様はオーダーアールを使って注文ができます。ただ、1階席を利用される常連のお客様からのオーダーは、今まで通り口頭で受けていたりと、お客様に合わせて柔軟に注文を受けています。

オーダーアールは柔軟に、システムを利用してしていけるのがいいですね。

— オーダーアールを導入して、期待していた効果は得られましたか？

2階席にシステムを導入したことで、課題となっていた2階の注文受けの負荷が減りました。お客様もスタッフを呼ぶことなく、好きなペースで注文ができるようになったので、双方の利便性が向上したと思います。

階段を上ってわざわざ注文を取りに行く必要がなくなったので、スタッフに余裕ができ、スキルアップの時間が生まれました。

— 他に導入の効果はありましたか？

実は、思いがけない効果があって、今まで注文が少なかったメニューの注文が入るようになったんです。オーダーアールの導入で、今まで目につかなかったメニューも見つけてもらえるようになったんだと思います。

例えば、今までは出ていなかった種類のワインが出たり。あとは、オプションの追加が増えました。カルーアミルク「濃いめ」のオーダーが入ったりします。追加料金がかかるので顧客単価がアップして、売上の向上につながっています。

新型コロナウイルスの影響や、経験が少ないスタッフが多くなったこともあり、単純に昨年対比は難しいですが、客数から考えて5%以上は顧客単価が向上している体感ですね。

— 他に効果はありますか？

もう一つ驚いたことがあります。今は経験が少ないスタッフでホールを回しているのですが、システム導入前は、スタッフが一人一人バラバラに動いていたんですね。例えば、自分が注文をとったお客様のドリンクを自分で作り、自分で持っていったりしていました。

それが、システムを導入することで、スタッフ間の活発なコミュニケーションが増え、注文をシステム上で確認して振り分ける役割、料理を運ぶ役割など、仕事内容に合わせて役割分担することが自然とできるようになりました。

元々、ホールの役割分担や密なコミュニケーションはやらなきゃいけないと思ってたんですが、システムを入れることで、逆にコミュニケーションが生まれて、スタッフ間での動きがよくなっているのは、思いがけない良い変化でした。

— オペレーションが平準化されたのですね。他にオペレーションで楽になったことはありますか？

やはり、お客様が自分でオーダーをしてくださるので、オーダーミスが減りました。今ではオーダーミスはほぼなくなりましたね。

あとは、会計も楽になりました。今までは紙伝票で会計をしていたのですが、今はオーダーアールのシステムで金額が出るので、計算をする必要が減りました。紙伝票も兼用しているので、今後はそこを最適にしていきたいです。

— 今後、取り組みたいことなどがあれば教えてください。

新型コロナウイルスの影響で、飲食店として新たな戦い方を考える必要にせまられていましたが、オーダーアールの導入は、期待以上の効果がありました。

これからは、メニューの配置を最適化したり、オーダーアールの機能改善の要望なども伝えながら、お客様の満足度を向上させ、お店の売上にもつなげていきたいと思います。

— ありがとうございました！ご意見を参考に、システム自体の機能改善・拡充にも取り組んでいきます。