オーダーアールの導入で、地方のメイドカフェの売上が1.4倍に増加

「ミアカフェ」は、東京・静岡・山梨に店舗があるメイドカフェ。業務改善のため、静岡店、山梨店で「オーダーアール」が利用されています。

ミアカフェの寺島さんに、オーダーアールがどのように効果につながっているのか、伺いました。

課題
  • 注文ミスが月に30件発生
  • ピーク時に注文の取り漏らしがある
  • 廃棄コストがかかる
導入効果
  • オーダーミスが0件に
  • メニューを覚える負荷が軽減
  • メニュー表の作り直しコストが0に
  • 売上40%アップ
  • 廃棄コスト80%カット

10代のアルバイトがミスのないオペレーションをする為に

— 「オーダーアール」導入の経緯を教えてください。

飲食店では、紙の伝票に来店客からのオーダーをペンで手書きする方法が、まだまだ一般的です。

その場合、注文を正しく取るためには、まずメニューの内容を理解する必要があります。ですが、うちで働いている10代のスタッフには、カクテルやお酒の名称は馴染みがなく、それらを覚えるのは一苦労です。

さらに、アイスコーヒーひとつとっても『アイコ』『レイコー』などお客様によってさまざまな略称がありますし、スタッフ間のやりとりで店舗独特の呼称を使うこともあります。

そうすると、スタッフがその名前を覚える手間がかかりますし、オーダーのミスが発生することもあります。このミスや負荷を減らすべく、オーダーアールを導入しました。

店内の様子
お客様が来店するとQRコードを準備

機会損失を抑えて売上40%アップ!

— 実際に導入されて、最も効果を感じられたことはなんですか?

飲食店では、ピーク時にスタッフの手が空いておらず、”注文の取り漏らし”が発生することがあります。これは、大きな機会損失となり、売上ダウンの原因となります。

お客さまにとっても、注文したいのにできないことはストレスになりますし、クレームにつながる場合もあります。

お客様が自身で注文するセルフオーダーであれば、スタッフの忙しさによる機会損失は生まれにくくなります。オーダーアールを導入した結果、静岡店の売上はオープンから毎月、5%ずつ向上しています。

スタッフはQRコードを渡すだけ

オーダーミスが月0件に!メニューの追加・削除もスムーズ

— 他に導入による効果はありますか?

注文の聞き間違いによるオーダーミスの発生も抑えられました。

ピーク時は特に注文ミスが発生しやすくなります。セルフオーダー未導入の店舗では、どうしても月に30件ほどはオーダーミスが発生してしまいますが、導入した静岡店ではオーダーミスは0件になり、導入効果は明らかです。

QRコードを読み取るだけで注文メニューへ

— お客様ご自身で注文されるので、ミスは激減できますよね!他にはいかがでしょうか?

メニューをシステム上で管理できる点も大きなメリットですね。

当店では季節ごとにフェアメニューを提供していますが、メニューが変更されてもスタッフが新しいメニューを覚え直す必要はないため、オーダーミスはほとんど起きません。

また、システム上でメニューを簡単に追加・削除できるため、新メニューをスムーズに提供できます。

紙のメニュー表はフェア毎に作り直す必要がありますが、オーダーアールはお客様のスマホがメニュー表になるので、デザインや印刷のコストがかかりません。

メニューは簡単に追加・削除できる

廃棄コストも80%カット

— 導入前には想像していなかった変化はありましたか?

はい。オーダーアール導入をすると、在庫状況の“見える化”ができるようになりました。効率的な仕入れが可能になり、管理コストの削減という副次的効果も生まれています。

アナログな在庫管理では、隔週程度の棚卸チェックがせいぜいです。

それが、オーダーアールを導入したことで、在庫状況を日ごとに数値化して確認できるようになりました。そうすると、在庫の減り具合に合わせた過不足のない補充が可能になったんです。

商品単位の売上も把握できるので、人気のないものは値段を下げることで、オーダーアールの未導入店舗と比べて月間の廃棄コストを80%ほど抑えられています。

オーダーアールの導入で、在庫を持てあますことなくスペースをフル活用でき、賃料コストを最低限にできるメリットがあったのは新しい変化です。

オーダーは直接プリンターに出力・注文ミスがゼロに

メンテナンスコストは最小限

— 導入する際に、メンテナンスコストを気にされる場合も多いです。その点はいかがですか?

飲食店のオーダーシステムでは、各テーブルにタブレットを設置する方法もありますよね。

そういったタブレットの導入費用を調べましたが、最低でも100万円ほどがかかりました。多くがレジのシステムとの連携までがパッケージになっていて、全体で300から400万円にも膨れ上がります。

さらにタブレット端末は、営業時間中ヘビーに使用されることもあり、数年でバッテリーが劣化し、故障するリスクもあります。買い替えには、一端末あたり20万円ほどかかります。かなり大きな初期投資と運用費用がかかってくるんです。

一方で、オーダーアールは料金プランが非常に安価です。無料で使えるプランもありますよね。さらに、お客様のスマホで注文していただくので、メンテンナンスがいるとすれば注文を受けるためのパソコンくらいでしょうか。

導入にかかったコストは5万円ほどで、歴然とした差がありました。

タブレットでも注文確認できるためプリンターなしでも利用可能

新店舗にもオーダーアールの導入を検討

— 今後の展望はありますか?

静岡店と山梨店のセルフオーダーシステム導入は、今後の店舗展開において有効なモデルケースになりました。

今後、ミアカフェの東京の新店舗でもオーダーアールの導入を検討しています。オーダーアールをうまく活用しながら、店舗経営の効率化に役立てていきたいですね。