飲食店の集客方法

「飲食店を経営しているけど、なかなか新規顧客が増えない…」「リピート客が少なく、安定した集客に繋がらない…」と、お店の集客に悩んでいる飲食店のオーナー様向けに、今日から取り入れられる集客方法を徹底解説します!

デジタルの集客法、アナログの集客法を合わせて13通りの方法をお伝えします。きっとお店にあった集客方法が見つかるはず!また、実際の集客の成功事例や集客アイデアもご紹介していきます。

飲食店集客の課題は2種類に分かれる

飲食店の集客では、主に2つの課題があります。

  1. 新規客が増えない
  2. リピーターが増えない

新規客向けと、リピーター向けには、集客施策が異なります。そのため、まずはどちらの課題が優先なのかを考えてみましょう!

例えば、新規客は一定数いるが、リピーターに繋がらないなら、「リピーター向け集客法」に取り組むことが大事です。逆に、リピーター化ができている場合は「新規客向け集客法」に力を入れることで、売上が安定してくるでしょう。

このように、まずはどちらに課題があるのかを考えてみましょう。

「新規客向け」集客の特徴

新規客向けの集客は、リピーター向けの集客よりもコストがかかることが多いです。なぜなら、多くの飲食店がある中で、見つけてもらうための取り組みを色々と試す必要があるからです。

特に、立地条件が悪い場合は、自然にお客様が集まることは考えづらいため、さまざまな方法で知ってもらう必要が出てきます。

それには、費用、時間、労力といったコストが発生します。

「リピーター向け」集客の特徴

リピーター向けの集客は、来店したことがあるお客様に再来店してもらうための取り組みになります。

お客様がそのお店のサービスに満足して「また来よう」と思ってもらえることは大前提です。

その次に、再来店のきっかけ作りとなる情報発信をすることで、再来店を促します。リピーター向けの情報配信方法は数が限られていて、取り組み方はシンプルです。

集客に取り組むのに人手が足りないなら…

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飲食店集客の基本的な考え方

基本の考え方

具体的な飲食店の集客方法をお伝えする前に、「新規客向け集客」にも「リピーター向け集客」にも共通する3つの基本の考え方をお伝えします。

1. デジタルとアナログを両方使う

一つ目は、デジタル(インターネット)とアナログの方法の両方を使うことです。

デジタルの集客方法は、アナログの方法よりも種類が豊富です。全てに取り組もうとするのではなく、「できるもの」「お店に合ったもの」から取り組んでいくことをお勧めします。

デジタルも重要ですが、アナログでの集客も効果があります。どちらかだけではなく、両方を活用しながら、自店舗に最適な集客方法を見つけていきましょう!

2. 対象にしているお客様に対して情報を発信する

重要なのは、自分のお店のコンセプトに合致したお客様に対して情報を届けることです。闇雲に情報発信しても、届けたいお客様に情報が届いていなければ、集客には繋がりにくいです。

例えば、流行りを取り入れたインスタ映えが特徴のカフェの案内を、会社帰りのサラリーマンにしても、思ったような効果は得られないでしょう。

自分のお店のお客様になる人がどのような人で、その人たちに情報を届けるには、どうすればいいのかを考えることが重要です。

3. 集客の取り組み結果を確認する

3つ目は、集客の取り組みを行いながら、実際にその効果があったのかを確かめることです。

集客は一回の取り組みで成功するとは限りません。そのため、運用を色々と試してみて、どのやり方が効果的なのかを確認することが欠かせません。

新しいお客様が来店したら、「どのようにこのお店を知ったのですか?」と聞いてみましょう。自分が取り組んだ集客方法がうまくいった場合もあれば、別の方法でお店を知った可能性もあります。想定外の方法で来店してきたお客様がいれば、その方法が次の集客施策の糸口となるかもしれません。

しっかりと施策の効果検証を行うことは、集客ではとても重要です。

具体的な集客方法【13選】

ここから、具体的な集客方法を以下の2つに分けてご紹介します。

  1. デジタルの集客方法【8選】
  2. アナログの集客方法【5選】

また、それぞれの集客方法で「新規客向け」「リピーター向け」どちらに特にお勧めなのかも、お伝えしていきます。

デジタルの集客方法【8選】

デジタルの集客法

では、まずデジタルの集客方法を8つお伝えします。上からオススメ順に並べました。

  1. Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)
  2. Instagram
  3. LINE公式アカウント
  4. X(旧Twitter)
  5. Facebook
  6. ホームページ
  7. 飲食店ポータルサイト
  8. デジタル広告

オススメ度は以下のポイントで総合的に評価しています。

  • 影響度
  • 料金(安さ)
  • 運用の容易さ
  • コントロールのしやすさ
  • 新規客向け or リピート客向け

では、順番に見ていきましょう。

1. Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)

1つ目はGoogleビジネスプロフィールへの登録です。

Googleビジネスプロフィールというのは、GoogleマップやGoogle検索などで、ビジネス情報を公開できるサービスです。

Googleビジネスプロフィール例
(例として、当社名をGoogleで検索した際の検索結果の画面。右側にでてくる情報を、Googleビジネスプロフィールで更新できる)

Googleビジネスプロフィールへ登録をしていなくても、任意のユーザーがGoogle上で店舗情報を掲載している場合がありますが、店舗オーナーが登録した場合、この情報を正確かつ最新の情報に更新することができます

また、口コミ情報に対して、返信することもできるため、口コミ情報を閲覧しているユーザーに対して、宣伝効果が生まれます。Googleのポリシーに違反している口コミがあれば削除申請も可能です。さらに、自社のウェブサイトを公開して誘導することもできます。

Googleビジネスプロフィールは無料で利用できるため、登録して、最新の情報を掲載することをお勧めします。

Googleビジネスプロフィールの公式HPはこちら:https://www.google.com/intl/ja_jp/business/

これは、口コミ情報を閲覧する「新規客」にも、最新の情報が欲しい「リピーター」にも効果的です。

  • 影響度:★★★★★(広くアプローチ可能)
  • 料金:★★★★★(無料)
  • 運用の容易さ:★★★★(管理画面に慣れれば容易)
  • コントロールのしやすさ:★★★(口コミ自体は管理できないが、口コミに対する返信が可能)
  • 対象:新規客 & リピーター

2. Instagram

SNSの中でも、写真の投稿を軸とするInstagramは飲食店との相性が良いサービスです。

「どのような料理が提供されるのか」「店内の雰囲気はどんな様子か」「どんなメニューがあるのか」などの情報を、写真で訴求できます。

Instagramの投稿は、ハッシュタグを利用することで、見つけてもらうことができます。

例えば、新大久保の韓国料理屋であれば、「#新大久保」「#韓国料理」「#韓国グルメ」など、複数のハッシュタグをつけて投稿することで、その情報を探しているユーザーに、見つけてもらいやすくなります。

これは、「新規客向け」「リピーター向け」両方に効果的です。

  • 影響度:★★★★(全年代の48.5%が利用しており、SNSでは2位の利用数*)
  • 料金:★★★★★(無料)
  • 運用の容易さ:★★★(投稿のコツを理解するのに少し時間がかかる。継続的な運用が必要)
  • コントロールのしやすさ:★★★(自アカウントでの投稿のコントロールは容易。他者の投稿はコントロールできない)
  • 対象:新規客 & リピーター

 

3. LINE公式アカウント

LINEはSNSの中で利用者数1位のサービスで、全年代での利用率は90%*です。

 

LINEは個人間でメッセージや通話ができるアプリですが、店舗としてアカウントを作成できる「LINE公式アカウント」というサービスがあり、友だちになったユーザーにメッセージを送信することができます。

line公式アカウント
(LINE公式アカウントはリッチメニュー画像で情報をまとめられる)

LINE公式アカウントは、無料プランと有料プランがあり、1ヶ月に送信できるメッセージ通数によって、プランが異なります。

LINE公式アカウントはリピーター向けの集客ツールとして、おすすめのサービスです。メッセージ配信だけではなく、販促に活用できるさまざまなサービスがオプション料金なしで利用できます。

▼LINE公式アカウントの機能例

  • リッチメニュー:必要な情報を固定掲載できる
  • ショップカード:来店時のポイントをLINE上で管理できる
  • クーポン:来店時に利用できる割引クーポンを配信できる

例えば、「雨の日クーポン」「お誕生月クーポン」などを配信して、再来店のきっかけ作りができます。リピーター向けの集客を伸ばしたい方は、ぜひ無料プランから利用してみてください。

  • 影響度:★★★(全年代の90%が利用。来店時の友だち登録がメイン)
  • 料金:★★★★(無料プランあり)
  • 運用の容易さ:★★★★(設定を理解するのに少し時間がかかる)
  • コントロールのしやすさ:★★★★★(自アカウント内での配信なのでコントロール可能)
  • 対象:リピーター

4. X(旧Twitter)

X(旧Twitter)は、最新の情報を投稿するのにマッチしたサービスです。急な営業時間の変更やお休みなど、リアルタイムで伝えたい情報を配信するのに適しています。

さらに、Repost(リポスト、旧リツイート)機能があるため、情報が拡散される可能性があり、多くの方に知ってもらえる場合があります。

複数のSNSを使いこなしているお店は、「Instagram」でお店や料理の情報を画像で訴求し、「X(旧Twitter)」ではお店や料理のこだわりを、文字情報で訴求するなど、SNSの種類によって投稿内容をカスタマイズしています。

文字でこだわりをアピールするのが得意な方は、X(旧Twitter)も使っていきましょう。

これは、「新規客向け」「リピーター向け」両方に効果的です。

  • 影響度:★★★★(全年代の46.2%が利用している)
  • 料金:★★★★★(無料)
  • 運用の容易さ:★★★(継続的な運用が必要)
  • コントロールのしやすさ:★★(拡散されるかどうかはコントロールが難しい)
  • 対象:新規客 & リピーター

5. Facebook

Facebookには、個人のアカウント以外に、お店がアカウントを作成できる「Facebookページ」というサービスがあります。

Facebookページを、ホームページ兼ブログ替わりに活用している飲食店もあります。

例えば、お店の営業日などの時間を基本情報として掲載し、最新情報は投稿として投稿していくことができます。

利便性は高いFacebookですが、利用率は32.6%と他のSNSに比べて低い値になっています。

「新規客向け」「リピーター向け」両方に効果的ですが、主に「リピーター向け」の方が相性が良いです。

ホームページやブログ替わりになるものを探している場合は、利用されると良いでしょう。

  • 影響度:★★★(全年代の36.2%が利用している)
  • 料金:★★★★★(無料)
  • 運用の容易さ:★★★(継続的な運用が望ましい)
  • コントロールのしやすさ:★★★(投稿は自店舗でできるが、見つけてもらうのは難しい)
  • 対象:新規客 & リピーター

6. ホームページ

次はホームページです。ホームページがあることで、Googleなどで検索されたときに、自分のお店のホームページが上位表示をすれば、新たなユーザーにお店を知ってもらえる可能性が広がります。

ただし、ホームページは、作成するのに手間がかかる場合もあり、最近ではホームページ替わりに、Instagram、Twitter、LINE、FacebookといったSNSを運用したり、飲食店ポータルサイトを利用されるお店も多いです。

一方で、ホームページの制作ツールも発展してきており、ITの知識がなくても、画像を用意するだけで簡単にお店のホームページが作れるようなサービスも増えてきました。

Googleビジネスプロフィールや、各種SNSから、ホームページに誘導することもできるため、「土台となるホームページは持っておきたい!」という場合は、簡単にホームページが作れるサービスを使って作成するのも一つの手です。

作成自体は簡単にできますが、Googleなどで検索して上位に表示させるには、そのための知識が必要なので、見つけてもらうハードル自体は高いです。

  • 影響度:★★(検索で上位表示させるのは難しい)
  • 料金:★★★(無料から有料サービスまで幅広い)
  • 運用の容易さ:★★★★(運用は最低限でもOK)
  • コントロールのしやすさ:★★(Google検索で上位表示させるのは難しい)
  • 対象:新規客

7. 飲食店ポータルサイト

集客アイデア

次に、飲食店ポータルサイトの活用です。代表的なサービスとしては、「食べログ」「ぐるなび」「ホットペッパーグルメ」などがあります。

最近では、Googleマップや各種SNSなどが発展していると共に、ポータルサイトの信頼性が低下していることもあり、ポータルサイトの重要性は以前よりも低くなっていると考えられます。

 

ですが、「新規客向け」の集客方法としては、飲食店ポータルサイトの利用が根強い面もあるため、こちらの利用も一つの方法です。

基本的にはどのサービスも複数のプランがあり、プランによって利用できる機能と料金が異なります。サービスによっては、無料プランもあります。まずは、使ってみたいサービスのプランと料金を確認してみましょう。

  • 影響度:★★★(根強く利用されている)
  • 料金:★★★(プランごとに料金がかかる)
  • 運用の容易さ:★★★(管理画面に慣れれば容易)
  • コントロールのしやすさ:★(口コミが管理できない。プランやによってオススメ度が左右される)
  • 対象:新規客

8. デジタル広告

最後はデジタル広告です。

広告は、どこに出すのかによっていろいろな種類があります。以下は一例です。

  • 検索広告(Google、Yahoo、Microsoft)
  • SNS広告(Instagram、X(Twitter)、LINE、Facebook)
  • 飲食店ポータルサイトの広告

費用やプランなどは、広告を出す媒体によって異なります。特に検索広告は、少額でピンポイントのユーザーに向けて出稿することができますが、広告の運用には知識やノウハウも必要です。少額で成果を出すには、広告についての専門知識が必要になるでしょう。

つまり、「ある程度の費用をかけてでも、認知を広めたい」という場合に、広告を用いることは考えられますが、費用も運用ノウハウも必要なため、中小規模の店舗であればそれほどおすすめはしません。

  • 影響度:★★★(広告を出す媒体による)
  • 料金:★(成果が出るには一定の費用が必要)
  • 運用の容易さ:★★(運用をするのに知識が必要)
  • コントロールのしやすさ:★★(経験が必要)
  • 対象:新規客

アナログの集客方法【5選】

アナログ手法

次にアナログで集客する方法についてご紹介していきます。先ほどと同じ項目で評価をしていきます。総合的に判断した結果、オススメ順は以下です。

    1. チラシ
    2. 看板・のぼり・メニューボード
    3. ポイントカード・割引券
    4. アナログ広告
    5. イベント出展・イベント企画

    では、順番にみていきましょう。

    1. チラシ

    新店舗がオープンする際、近所の方がお客様になり得る場合は、チラシを作ってポスティングやチラシ配りをして、お店ができたことを知ってもらいましょう。チラシには、割引クーポンをつけるのも効果的です。

    デジタルでは目にしてもらえない層にも、情報を届けることが可能です。

    こちらは「新規顧客向け」に効果的な集客方法です。

    • 影響度:★★★★(近所の方に情報を伝えられる)
    • 料金:★★★★(チラシ作成費・印刷料金)
    • 運用の容易さ:★★★★(ポスティング、チラシ配りが必要)
    • コントロールのしやすさ:★★★★(場所を選べる)
    • 対象:新規客

    2. 看板・のぼり・メニューボード

    お店の看板・のぼりは、新店舗のオープン前に準備しておきたい道具です。近所の方に「新しい飲食店がオープンしたこと、お店があること」を、認知してもらうために用意しましょう。

    さらに、初めてのお店に安心して入ってもらえるように、店頭にメニューボードを置きましょう。例えばどんなメニューでどれぐらいの価格なのかがわかるようにしておくと、新規の方も安心して入店できます。

    また、お店の外観は入りやすいかなどもお客様目線でチェックしてみましょう。

    こちらは「新規顧客向け」に効果的です。

    • 影響度:★★★(店舗の立地による)
    • 料金:★★★(看板、のぼり、メニュー表の作成代)
    • 運用の容易さ:★★★★(一度作ればOK)
    • コントロールのしやすさ:★★★★(取り外しも比較的容易)
    • 対象:新規客

    3. ポイントカード

    次はポイントカードです。特に「リピーター向け」の集客施策として活用できます。

    例えば、「ポイントが10個貯まればドリンク1杯無料」などのように、来店を重ねることで、小さなプレゼントがもらえる施策です。お得感を感じて、再来店につながるようなものを用意するのがオススメです。

    ポイントカードは、紙で作ることもできますが、LINE公式アカウントを使えば、デジタルのポイントカードを作成することもできます。

    • 影響度:★★★(リピーター向け)
    • 料金:★★★★(ポイントカードの製作費)
    • 運用の容易さ:★★★(紙で容易する場合、作成と印刷が必要)
    • コントロールのしやすさ:★★★★(有効期限などをつけることもできる)
    • 対象:リピーター

    4. アナログ広告

    雑誌のチラシ

    次はアナログ広告です。アナログ広告の例としては、以下があります。

    • 新聞折込チラシ
    • タウンペーパー、フリーペーパーへの掲載
    • 雑誌への掲載

    紙で情報収集をする層に向けて、情報を届けることができます。ただし、掲載コストが高いものもあるので、オープン時やリニューアル時など、ここぞという時に活用されると良いでしょう。

    • 影響度:★★★★(媒体による)
    • 料金:★★(コストがかかる)
    • 運用の容易さ:★★★(掲載内容を練る必要がある)
    • コントロールのしやすさ:★★★★(掲載内容は管理できる)
    • 対象:新規客

    5. イベント出店・イベント企画

    最後はイベントへの出店です。最近では、飲食店が参加できる様々なイベントが各地で開催されています。

    例えば以下のようなものがあります。

    • 食のイベント(餃子フェス、ラーメンフェス、カレーフェスなど)
    • 地域のイベント(手作り市、蚤の市、ハンドメイドマルシェ、キッチンカーなど)

    このようなイベントで、フードの販売として出店することができる場合は、参加を検討されるのも一つの方法です。

    また、自分で近隣のお店や地域のお店とイベントを企画することもできます。その場合は、話題性になるようなテーマでイベントを企画し、参加するお店がそれぞれで告知をおこなったり、メディアに向けてプレスリリースを出すこともできます。

    • 影響度:★★★(イベントによる)
    • 料金:★★(出店コストがかかる場合がある)
    • 運用の容易さ:★★(イベント用に準備が必要)
    • コントロールのしやすさ:★★★(集客効果はイベントによる)
    • 対象:新規客

    その他の集客アイデア【8選】

    ここまで、さまざまな集客方法をご紹介してきました。

    次からは、店舗運営のアイデアで集客を促進する方法をご紹介します。取り入れられそうなものがあれば、試してみてください。

    ハッピーアワーで人を呼び込む

    happy hour

    ハッピーアワーは、客数が少ないアイドルタイムなどの時間に、ドリンクなどの価格を低くすることで、お客様を呼び込む方法です。

    例えば、レストランや居酒屋などで、「17:00-19:00までは、ビールや酎ハイの価格が300円」という時間を設けていたりします。

    このように、お得な仕組みを作って、話題作りをするのも集客の一つの方法です。

    テイクアウトやデリバリーも充実させる

    テイクアウト

    店内飲食だけではなく、持ち帰りができるテイクアウトやデリバリーを充実させて集客に繋げるとこも可能です。

    店先でテイクアウトを販売することで、新しい層のお客様に見つけてもらうことにも繋がります。

    また、デリバリーでは、Uber Eatsや出前館などを利用することで、自分のお店で仕組みを持たなくても、デリバリーが可能になります。また、Uber Eatsや出前館などのプラットフォームから、検索されて新しい客層にリーチすることも可能です。

    お客様の満足度を調査する

    もしもリピート化に課題がある場合は、 お客様が「もう一度来たい」と思えるお店作りができていない可能性があります。

    そんな時は、お客様の満足度を調査しましょう。いくつかのやり方があります。

    • お客様にアンケートを回答してもらう
    • 信頼できる家族や知人に頼んで、お店に来店してもらい、率直な意見を言ってもらう
    • お客様になった気持ちで、自分のお店に来店して接客を受けて、料理を食べてみる
    • Googleや飲食店ポータルサイト、SNSなどで店舗名で検索して、どのような口コミがあるのかを確認する

    リピートしたいお店作りができるよう、改善点を見つけていきましょう。

    お店のコンセプトと運営方針を見直す

    お客様の満足度調査と並行して実施したいのが、お店のコンセプトと運営方針にギャップがないか、見直すことです。

    お店のコンセプトは、運営を通して表現されます。もしもそこにギャップがある場合は、お客様の期待と現実に差が生じてしまい、満足度の低下につながっている可能性があります。

    コンセプトをお店の運営に落とし込んで、お客様にサービスを届けられているのか、定期的に確認することも重要です。

    お店のコンセプトと運営方針については「飲食店のコンセプトの作り方」の記事で詳しく紹介しています。あわせてご覧ください。

    【一緒に作ろう】飲食店のコンセプトの作り方は?注意点と事例も紹介

    友人や知人を招く

    プレパーティー

    店舗のオープン前や、リニューアル前には、友人や知人を招いてプレオープンイベントを行うことも少なくありません。

    集まってくれた方々に協力を仰いで、SNSなどに情報をアップしてもらいましょう。

    また、直接店舗に来れない方でも、SNSへリアクションをしてもらったりすることで、集客の後押しに繋がります。

    持てるネットワークを活用して、集客を進めていきましょう。

    近隣店舗と協力する

    集客のアイデアとして、近隣店舗と協力するという方法もあります。地域として集客を盛り上げることが可能です。

    例えば、近所の店舗を集めたマップを作成して、それぞれの店舗に置いておき、お互いのお店を紹介し合うということができます。飲食店同士だけでなく、サロン、カフェ、雑貨屋など、さまざまなお店と協力することができます。

    クーポンや割引を使う

    クーポンや割引券を使って、来店を後押しすることができます。例えば以下のようなタイミングでクーポンを活用する例があります。

    • 新規来店クーポン
    • 雨の日クーポン
    • お誕生日クーポン
    • 新メニュー特別クーポン

    これらは、チラシの中に入れたり、SNSなどでイベント的に拡散することで集客を促すことができます。

    目玉メニューを開発する

    目玉メニュー

    最後は、目玉となるメニューを開発することです。

    流行っている飲食店の中には「この商品を目当てに来た」というヒットメニューがある場合が多いです。

    目玉メニューには以下のように、いくつかのポイントがあります。

    • 満足度が高い
    • 独自性がある
    • 写真映えする
    • こだわりがある
    • 価格が安い

    このように、誰かに紹介したくなるような目玉メニューを開発してみましょう。その際、その商品だけで利益を得ようとするのではなく、ドリンクやオプションなどを付けることで、全体としての利益が確保できるように考えるのがポイントです。

    目玉メニューは、お店の広告となるようなメニューであることが重要です。

    飲食店の集客事例

    ここでは新規顧客向けの集客事例を2つご紹介します。

    Instagramで映え写真が拡散

    「北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉」
    「北海道めんこい鍋 くまちゃん温泉」
    引用元:https://ittools.smrj.go.jp/case/cp577f0000004zfv.html

    若い世代をターゲットにした北海道の「しゃぶしゃぶ屋」では、スープの素をクマの形にすることで、写真映えのする商品を開発しました。

    Instagramの投稿で認知を拡大し、集客につなげています。

    他店舗とのコラボで話題づくり

    Webを活用した情報発信だけでは、地元の方にリーチできない場合もあります。そういった場合には、地元の店舗同士でコラボイベントを開催して話題作りをする方法があります。

    例として、地元の認知度を高めて、集客を向上させるために、市内にある「イタリア料理店」と「出汁専門店」がコラボイベントを実施した事例があります。

    双方のお店のお客様にイベント情報を告知するとともに、プレスリリースも実施をしてマスコミにも情報発信を行われました。異色のコラボで話題性があったため、マスコミの取材も入り、店舗の来店増・売上増につながりました。

    集客方法のまとめ

    ここまで、13の集客方法についてご紹介してきました。全て行う必要はないので、まずはお店のコンセプトに合うもの、取り組みやすいものから始めてみましょう!

    デジタルの集客方法【8選】
    • Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)
    • Instagram
    • LINE
    • X(旧Twitter)
    • Facebook
    • ホームページ
    • 飲食店ポータルサイト
    • デジタル広告
    アナログの集客方法【5選】
    • チラシ
    • 看板・のぼり・メニューボード
    • ポイントカード・割引券
    • アナログ広告
    • イベント出展・イベント企画

    集客に取り組むためには人手が必要!

    集客は、オーナー自身が行う場合があったり、スタッフが日々の情報の更新を行う場合もあるでしょう。どちらにせよ、集客に取り組むためには「人手」が必要になります。

    人手不足でお困りの場合は、ホールオペレーションを効率化する「セルフオーダー」がおすすめです!ホール作業の効率を上げて、その分、集客に時間を使うことができます。

    オーダーアール

    最近、居酒屋を中心によく見るのがセルフオーダーの仕組み。セルフオーダーを利用すると、お客様は自分のスマホから自分で注文することができ、注文受け作業が不要になります。

    ご興味がある方は、ぜひ一度、当社のセルフオーダーシステム「オーダーアール」をお試し下さい。無料プランもあります。