飲食店で導入が増えてきている「モバイルオーダー」。
さまざまなメリットがあるモバイルオーダーですが、「バーでもモバイルオーダーは使ったほうがいいの?」という疑問もあるでしょう。
実は、「バーの種類」や「モバイルオーダーを導入する目的」によって、モバイルオーダーの導入が向いているかどうかが決まってきます。
この記事では、バーでモバイルオーダーを導入する方がいいのかを判断するポイントをご紹介していきます。
バーで導入が進んでいるモバイルオーダーとは?
モバイルオーダーシステムは、「お客さまのスマホを利用して、お客さまが自分で注文する仕組み」。
モバイルオーダーを導入することで、
- 注文を受けの手間が省ける
- 接客の時間が減り人手不足を解消
- 人気メニューが一目でわかる
- キャッシュレス決済が利用できる
など、さまざまなメリットがあるため、バーや飲食店で導入が進んできました。
モバイルオーダーの詳細については、「モバイルオーダーとは?飲食店で導入するメリット・デメリットと事例を紹介」の記事をご覧ください。
バーでモバイルオーダーを導入するメリットは?
飲食店で導入が進んでいるモバイルオーダーですが、特にバーにおいては、以下のようなメリットが考えられます。
バーにおけるモバイルオーダーのメリット
- 注文の取り漏らしを防いで売上アップ
- 画像付き「おすすめ商品」の案内で顧客単価アップ
- 売上の見える化で人気メニューを把握
それぞれご紹介していきましょう!
1. 注文の取り漏らしを防いで「売上アップ」
「バー」と一言で言っても、いろいろな種類がありますし、小規模な店舗から比較的大きな規模の店舗もあります。
一方で、どんな種類・どんな規模にせよ、注文をしたいときにスタッフに気づいてもらえず、注文がしづらいケースが考えられます。
そんな時、モバイルオーダーであれば、お客さまは自分のペースで注文をすることができるので、注文の取り漏らしを防ぐことができます。
経済産業省が行ったヒアリング調査では、モバイルオーダーを導入している中小店舗で、客単価が20%増加し、売上増に結び付いている結果がでています。
参照:キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた 環境整備検討会 とりまとめ
2. 画像付き「おすすめ商品」の案内で顧客単価アップ
モバイルオーダーシステムの多くは、画像付きで「おすすめ商品」をわかりやすく表示することができます。
紙のメニューでは伝えきれなかった画像情報やおすすめ情報も、デジタルメニューにすることで、より多くの情報を効果的に掲載することができます。
例えば、モバイルオーダーを使うと、
- 各メニューに画像を載せる
- メニューのわかりやすい部分に、おすすめ商品を掲載する
- 期間によっておすすめ商品を簡単に変更する
など、紙のメニューでは手間やコストがかかる写真の掲載やメニューの変更も、追加コスト不要で簡単に行えます。
飲食店のメニューを選ぶ時に「目で見ても嬉しい」商品が、人気を得ている中で、どんな見た目の商品なのかも、お客様に伝えることが容易にできます。
さらに、おすすめ商品を適切に案内することで、顧客単価アップにつなげることができます。
3. 売上の見える化で人気メニューを把握
モバイルオーダーは、注文データがシステム上に記録されるため、売れ筋メニューや売上が可視化できます。
いつ、どんなメニューがよく出ているのかを可視化することで、仕入れや仕込みの準備にも役立てることが可能です。
ユーザーニーズは、短期間で細かく変化する時代です。売上を見える化することで、的確に状況を捉え、次のメニュー開発に活かしていくこともできます。
バーでモバイルオーダーを導入するデメリットは?
バーでモバイルオーダーを導入するときは、デメリットも知っておきましょう!
3点ご紹介します。
- 導入費用・運用費用がかかる
- お客様のスマホが必要
- モバイルオーダーの初期設定が難しい場合がある
こちらも、順番にみていきましょう。
1. 導入費用・運用費用がかかる
モバイルオーダーを導入するには、一般的に導入費用・運用費用がかかります。
どのシステムを導入するのかによって、費用は異なります。
「いくらぐらいの費用で」「どんな機能を提供しているシステムなのか」を総合的に判断しましょう。
例えば、機能を判断するには、以下のポイントで考えられると良いでしょう!
モバイルオーダーの機能を比較するときのポイント
- どのような機能が利用できるのか
- POSレジやプリンターなどとの連携は必要なのか
- ユーザーが使いやすいデザインなのか
- 初期設定は簡単にできるか
2. お客様のスマホが必要
モバイルオーダーでは、お客さまのスマホからメニューを閲覧して注文するため、スマホを忘れたり、スマホの電池が切れていると、注文はできません。
複数人での来店であれば、全ての人がスマホが使えないと言う可能性は少ないですが、一人客の場合はそのような事態になることも考えられます。
必要に応じて、スマホが充電できる場所を作っておく、スタッフ用の端末からも注文ができるようにする、などの準備も考えておきましょう。
3. モバイルオーダーの初期設定が難しい場合がある
モバイルオーダーを導入する場合、初期設定が必要です。
だいたいどのシステムであっても、「メニューと料金」などの設定は必須です。
中には、
- プリンターと連携する
- POSシステムと連携する
という必要があるシステムもあります。
利用しようとしているモバイルーオーダーシステムが、他のシステムとの連携が必要なのかどうか、確認しておきましょう!(ちなみに、当社のオーダーアールは、プリンターやPOSシステムとの連携は不要です。)
「バーでもモバイルオーダーを導入した方がいいか」の見極め方
それでは、バーでモバイルオーダーシステムを導入すべきかどうかの見極め方をご紹介します。
以下の3つの視点で考えましょう!
「バーでモバイルオーダーシステムを導入する方が良いのか」3つの視点
- お客様は会話をしてから注文することを期待しているか?
- お店とシステム化はマッチするか?
- 注文ミスを防いだり、業務効率アップをしたいか?
詳しくみていきましょう。
お客さまは会話をしてから注文することを期待しているか?
まずは、「注文をする」ことに対する、<お客さまの期待>を考えます。
バーと一言で言っても、
- オーセンティックバー
- カフェバー
- ダイニングバー
- コンセプトバー
- ガールズバー
- スタンディングバー
- アミューズメントバー
など、さまざまな種類があります。
◆オーセンティックバーの場合
例えば、オーセンティックバーでは、お客様にマッチするお酒を提案することに、お店の価値が現れることもあるでしょう。このようなバーでは、モバイルオーダーを使って自分で注文をするのではなく、会話をしてお酒の提案をもらいたいという、お客さまの期待があります。
この場合、モバイルオーダーを導入は向いていない可能性が高いです。
◆その他のバーの場合
一方で、お店の雰囲気を楽しんだり、お酒に合うお料理を楽しむようなバーも多く存在します。このようなバーでは、バーテンダーの方と会話をしてお酒を提案してもらうことよりも、気軽に自分のペースで好きな時に注文できる方が、満足度が高くなると想定できます。
この場合、モバイルオーダーの導入は向いている可能性が高いです。
お店とシステム化がマッチするか?
次に、お店とシステム化がマッチするかどうかを考えます。
考える視点は2つです。
- お店の雰囲気はモバイルオーダーにマッチしているか?
- お客様はシステム化を喜ぶか?
例えば、来店するお客様の層が、スマホやシステムを利用することに慣れていなかったり、店内でスマホを利用するような雰囲気でない店舗の場合は、スマホを利用して注文をするモバイルオーダーは、お店にマッチしていないと考えます。
お店にモバイルオーダーを導入するイメージを鮮明に思い浮かべてみて、お店の雰囲気にモバイルオーダーが馴染むか、また、お客様はモバイルオーダーの導入を喜んでくれるのか?を、考えてみましょう。
注文ミスを防いだり、業務効率をアップしたいか?
次に、<注文ミスを防いだり、業務効率をアップしたいか>という視点でも考えてみましょう。
その場合、<お酒だけではなく、お料理にも力を入れているのか>を一つの基準にするとわかりやすいです。豊富なお料理も提供しているバーの場合、キッチンでお料理を作ることになるでしょう。
その場合、
- 注文を受けて
- キッチンに伝えて
- お料理を作り提供する
という流れが生まれます。
この、「注文を受けて、キッチンに伝える」部分をシステムで対応することにより、より早く・ミスを少なく、お客様にお食事を提供することで、満足度が向上するでしょう。
また、お客さまが会話を望まれている場合でも、「注文部分」だけをスマホから行うことも可能です。
例えば、スタッフとの「会話」を楽しむメイドカフェでも、モバイルオーダーの導入事例があります。
モバイルオーダーを導入すれば、
- 会話の価値はそのまま提供しつつ
- 注文を受ける部分だけをシステムで行い
- 注文ミスを防ぎ、業務効率のアップを行う
ということが可能です。
詳細は「「オーダーアール」導入で地方のメイドカフェがDXで急激に売上1.4倍増加」の記事をご覧ください。
バーでモバイルオーダーを導入し、売上をUPさせよう!
昨今、バーでは以下のような問題を抱えている場合があります。
- 人手不足で、スムーズにオペレーションができない
- 新しい人を雇うと注文ミスが増えてしまう
- お客さまの待ち時間が長くなり、満足度が低下して口コミに影響する…
このような問題に対応するには、「モバイルオーダーシステム」を導入して解決することをお勧めします!
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